2024年度 主題聖句
「わたしは道であり、真理であり、命である。」
(新約聖書 ヨハネによる福音書 14章6節)
年主題 「さあ、漕ぎ出そう 奏でよう」
12月の聖句 「さあ、ベツレヘムへ行こう。」
(新約聖書 ルカによる福音書 2章 15節
12月の主題 「共に喜ぶ」
・神さまがイエスさまを与えてくださったクリスマスの喜びを周りの人と分かち合う。
・寒さの中でも戸外で遊ぶことを喜び、一人ひとりの日常が大切にされる。
・クリスマスの雰囲気を感じながら、歌ったりプレゼント作りなどを通していろいろな表現をすることを喜ぶ。
『イエス様拝みに』 園長 山田雅人
▼12月、アドヴェント(待降節)に入り、各クラスはろうそくに灯をともしたり、アドヴェントカレンダーをめくったり、クリスマスの話を聞いたり、礼拝で演じる練習をしたりと、クリスマスの準備をしています。子どもたちの演じるイエスの誕生物語は可愛らしく微笑ましいものですが、実際のイエスの誕生は貧しく暗い出来事でした。
▼「よろこびが集まったよりも、悲しみが集まった方が しあわせに近いような気がする 強いものが集まったよりも 弱いものが集まった方が 真実に近いような気がする」(星野富弘)ー神の起こしたクリスマスは、まさにこのような出来事でした。 あの馬小屋には、喜びに満たされていた者たちではなく、悲しみに暮れる者たちが集まっていました。あの場所にはこの世的に強い者は誰一人なく、差別され、切り捨てられた弱い者たちが集まりました。幸せな者たちではなく、不幸せな者たちが集められたのでした。そしてそのような場所にクリスマスの星はとどまり、救い主、慰め主の誕生を告げ知らせたのでした。
▼今年も世界では悲惨な戦争が続いています。悲しみに暮れている人たちの悲しみをよそに、この場所だけ喜びに包まれているような集いではなく、弱さの中でうちひしがれている人をよそに強さや豊かさを享受する者たちの集いでもなく、悲しみや弱さを抱えて押しつぶされている人々に思いを馳せ、世界の暗闇に救いの光が灯されることを信じ、祈り、喜ぶ者たちの集まり、クリスマスでありたいと願います。