「つながっている、お母さん」
聖書のことば
「子供たち、主に結ばれている者として両親に従いなさい」
エフェソ 6 :1
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?
昨日は「母の日」でしたね。お母さんがいて、みんな、ここに座っていて、今日1日、生きている。
お母さんのお腹の中でいのちを受けてお母さんから栄養をたくさん受けて、スクスク大きくなって、この世界に生まれてきた。お母さんの食べる物がお腹の中にいたみんなの栄養になってスクスク大きくなった。ずっとお母さんとつながっていたので、みんな、この世界に元気で生まれることができました。
今朝の聖書のことばは、「子供たち、主に結ばれている者として両親に従いなさい」ということば。
両親とはみんなのお父さんとお母さんのこと。神さまからいのちを受けて、みんな、ここにいる、というお話を私はよくしますけど、みんなのお母さんも、神さまからいのちを受けて、みんなのおばあちゃんのお腹の中で、スクスク大きくなって、この世界に生まれてきた。そのおばあちゃんもお母さんがいて、そのお腹の中で、スクスク大きくなったのです。
このようにしてずーっと「つながっている」。不思議なつながりがあって、みんな、おかあさん、お父さんのところに生まれてきた。
みんなが私のお母さんはこの人で!と選んだのではなく、気がつけばみんなのお母さんのお腹の中でいのちを受けて生まれてきた。きっと神さまがそれぞれにいのちを与えてくれて、みんなのお母さんを与えてくれたのです。
みんな神さまにつながっている。そして、みんなのお父さん、お母さんともつながっている。
神さまがみんなにお母さん、お父さんを与えてくれた。たくさんの人がいる世界の中で、お父さん、お母さんとの間に生まれてきたのは不思議だし、この世界に生まれてきたのも、いのちを受けたからであり、これもまた、不思議なことなんです。
「ありがとう」の気持ちを大切してくださいね。