記事
2024/12/2(月)
助けてくれる
聖書のことば「あなたは身ごもって男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。」ルカによる福音書 1:31チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  アドヴェント・クランツに2つめの火が灯されました。またひとつ、クリスマスが近づきました。みなさんの後ろにあるのは何ですか? クリスマス・ツリーですね。これから綺麗に飾りつけがなされます。 幼稚園でのクリスマス礼拝での聖劇には天使さんたちが出てきますが、今日の聖書のことばは、ガブリエルという天使がイエスのお母さんとなるマリアに告げたことばです。天使ガブリエルはマリアに生まれてくる子に「イエス」と名付けなさいといいます。 みんな一人一人、自分の名前を持っていますが、その名前は生まれた時におうちの人たちが色々と考えて付けてくれたものです。それぞれの名前に想いが込められています。意味があります。 「イエス」という名前は「神さまは助けてくれる」という意味です。神さまはわたしたち人間を助けてくれる方である、イエスという名前にはこのような意味があります。 イエスさまはその名前の通り、出会う人、一人一人に神さまのことを伝え、そして、イエスと出会った人たちは、「神さまが助けてくれた」という気持ちでいっぱいになってその思いを他の人へと伝えて行きました。 そして、わたしもみんな一人一人に神さまの助けがあって、楽しく元気に歩んでいけることができるということを伝えたいと思います。 楽しいクリスマスが来るようにお祈りしています🙂
神様のお話
2024/11/28(木)
生まれる前から
聖書のことば「神がまず私たちを愛してくださった。」ヨハネの手紙一1 4:19チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  今日は11月25日です。ちょうどクリスマスの一ヶ月前の日です。楽しみですね。 その前にこれからクリスマスを待ち望むアドヴェントという期節に入ります。アドヴェントとは「これからやってくる」、「贈り物が届く」という意味があります。 クリスマスとはイエスさまの誕生を祝う日ですが、その日が来るのをワクワクしながら待つのが「アドヴェント」です。 今日の聖書の言葉は、「神がまず私たちを愛してくださった」という言葉。 「まず」という言葉が大事です。「先に」という意味でもあります。みんなが神さまのことを知る前に、神さまの方はみんなのことを知っていて、大切に思ってくれている、そのことを知って欲しいというのが今日の聖書の言葉です。 牧羊幼稚園での誕生感謝礼拝では「生まれる前から」というお歌を歌いますが、その中で「生まれる前から神さまに🎵守られてきたともだちの🎶誕生日です、おめでとう♪」という歌詞がありますね。みんなが神さまのことを知る前から神さまはみんなのことを知っており、大切に想ってくれているのです。 イエスさまがこの世界にお生まれになったのは、神さまはわたしたちが生きている世界、そこにいる人たちのことを大切に想っている、そのことを知らせるためでした。イエスさまは大きくなってから、そのことをあちこちまわって伝え続けました。わたしたち人間が違うところ見ていても、まったく気にもしていなくても、神さまはいつもわたしたちのことを大事に想ってくれている、そのことに気がついて欲しい、イエスさまはそう伝え続けました。 今朝の言葉は、そのイエスさまの言葉を受けて、そのことに気がつき、そして、同じようにみんなに伝えようとした人が手紙にして残したのです。 神さまはいつも、先に、みんなのことを大切にしてくれて、愛してくれている、それに気づくのを待っているのです。どんなときでもいつもみんなのことを思ってくれている神さまの想いを知ってくれたらうれしいです🙂
神様のお話
2024/11/19(火)
おともだちのことを想う
聖書のことば「自由人として行動しなさい。しかしその自由を、悪を行う口実とせず、神の僕として行動しなさい。」ペトロの手紙一 2:16チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか? 涼しくなりましたね。 今朝の聖書のことばは、「自由人として行動しなさい。しかしその自由を、悪を行う口実とせず、神の僕として行動しなさい。」ということば。長いし、むずかしいことばですね。 みなさん、「自由」ということばを知っていますか?(なんでもしていい!というおともだちのことばがありました)そうですね。好きなことができる、ということですね。わたしたちは、みんな、自由が与えられています。でも、幼稚園では、お祈りの時間があったり、みんなで何かをする時間があったりして、みんなで過ごしたり、お部屋やお庭で遊ぶ時もみんなで遊具やおもちゃを分け合ったりすることをしますね。 みんな一人一人、自由があり、イヤなことはイヤとか、したいことはしたいと、自分の気持ちを伝えてもいいけど、周りのおともだちのことも考える、ということを大切にしてほしいと思います。 好きなことはしてもいいけど、おともだちを傷つけたり、悲しませたりすることはしないように、周りのおともだちのことを想って、みんながどのようにすれば楽しく過ごせるかを考えるようになれたらうれしいですね。 今日も1日、楽しく過ごすことができますように🙂
神様のお話
2024/11/11(月)
みんなといっしょに過ごしながら知る
聖書のことば「私に学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に安らぎが与えられる。」マタイによる福音書 11:19チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  今朝の聖書のことばは、今月の聖書のことばと同じことばです。「私に学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に安らぎが与えられる。」ということば。 幼稚園に来ると色々なことを学びます。絵を描いたり、お歌を歌ったり、体操をしたり、英語を習ったり、本を読んだり、文字を書いたりとたくさんのことをおともだちといっしょに先生から学びます。 この幼稚園はこれらのことに加えて、また違うことを学びます。この幼稚園には一つの特徴があります。それは、みんながいる牧羊幼稚園はミッション系の幼稚園であるということです。ミッション系とは、イエスさまのこと、神さまのことを伝えるために、海外から来た宣教師たちと深いつながりがあることを意味します。 牧羊幼稚園では、礼拝の時間があったり、ご飯を食べる前にお祈りしたり、イエスさまや神さまのお話を聞いたり、聖書の言葉についてのお話を聞く機会があります。このような機会を通して、「ありがとう」という感謝の心や他のおともだちのことを大切に想う心を学びます。そして、何よりも目には見えないけども、神さまがいつもみんなのことを大切に想っていることを知る機会が与えられているのです。 これらのことは勉強して学ぶのではなくて、毎日の生活の中で、先生やおともだちといっしょに色々なことをしながら、知り、身につけていくものです。 今日は暖かい一日になりそうです。楽しく元気に過ごしてくださいね🙂
神様のお話
2024/11/11(月)
バトンタッチ
聖書のことば「強く、雄々しくあれ」ヨシュア記 1:6チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか? 先週の礼拝で出エジプト記という本の中にあるモーセの物語のお話をしました。エジプトのファラオからイスラエルの民を助けるためにエジプトから脱出しなさいと言われたモーセはそれにチャレンジしました。あと少しで脱出できると思ったら目の前で大きな海があり大ピンチ。モーセたちはファラオの軍隊に追いつかれそうになりますが、そこで神さまの助けがあり、目の前の海が開け、モーセとイスラエルの民は無事にエジプトを脱出することができました。しかし、この物語はこれで終わりません。モーセとイスラエルの民は神さまが示すところへ旅するようにと言われます。わたしたち人間はやがて天の神さまのもとに帰る日が来ます。いつまでもこの地上で生きることはできません。モーセは時が満ちて神さまのもとに帰りました。さあ、どうなるのか?モーセへの神さまの計画はヨシュアという人に引き継がれます。こないだみんなで頑張った運動会ではバトンでつなぐリレーなどがありましたね。それと同じでヨシュアはモーセからバトンを受けてイスラエルの民と旅をすることになります。今日の聖書のことばはモーセからバトンを受けたヨシュアという人へのことばです。「強く、雄々しくあれ」とは、おそれるな!だいじょうぶ!という神さまからのはげましのことばです。神さまがいつも一緒にいる、だから大丈夫なんだと。その神さまは今も同じようにわたしたちの世界を良い世界へと変えようとしてくれています。神さまの計画はとっても長く、その時、その時に神さまはいろんな人にバトンを渡して、神さまの計画を進めるようにされるのです。神さまの計画とはこの世界に生きている一人一人が優しいココロになって、神さまとつながって生きる世界になることです。そのために人から人へとバトンをつないでいくのです。今、みんなはおうちの人たちや先生たちから毎日、優しいココロを受けて生きています。その優しいココロをたくさんもらって育ち、みんなが大きくなったら、それを今度は小さなこどもたちにそのココロを渡していくのです。リレーのバトンのように。優しいココロをたくさんもらって、それをバトンタッチしていく。そのことを覚えてくれていたらうれしいです🙂
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