記事
2025/3/12(水)
一番伝えたいこと
聖書のことば「学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを実行しなさい」フィリピの信徒への手紙 4:9チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  今週は14日に修了式、15日に卒園式があります。今週で今学期が終わります。今学期の月曜日の礼拝も今日で終わりです。4月からは新しいクラスに進みます。ひまわり組のおともだちは4月からは小学校に入ります。 今年1年間、先生やおともだちちと過ごしながら色々な行事を行いましたね。みなさん、日々の幼稚園での生活、幼稚園の行事を通して色々なことを先生から学んだと思います。周りにいるおともだちといっしょに色々なことを見て、聞いてきたと思います。私もみなさんにこの1年間、いっしょに礼拝をおささげして、神さまのことばについて、神さまのことについてお話しました。 今朝の聖書のことばは、「学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを実行しなさい」ということばです。 この1年間、みなさんに色々なお話をさせていただきましたが、わたしがいつもみなさんに伝えたかったことは、みんなには、みんなのことをいつも大切に想ってくれている人がいるということです。おうちの人、先生、おともだちに大切に想われて生きているということ、そして、目には見えないけど、神さまがいつもみんなを助けてくれる、守ってくれる人を与えてくれているということです。みんな、一人ではない。みんなのそばには支えてくれる人がいる。このことをいつも覚えて歩んで欲しいと願ってきました。 このことを忘れず、いつも心の中に置いて4月からも楽しく過ごして欲しいと思います。そして、いろんな人たちから受けている「人を大切に想う心」を周りの人たちに分け合ってくれたらうれしいです🙂
神様のお話
2025/3/12(水)
優しい心の種をまくところー牧羊幼稚園ー
聖書のことば「ほかの種はよい土地に落ち、芽が出て、百倍の実を結んだ。」ルカによる福音書信 8:8チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  まだまだ寒い日が続いていますが、だんだんと朝が明るくなる時間が早くなり、夕方も暗くなるのが遅くなってきましたね。冬から春に向かっています。幼稚園のお庭の桜の木や草花を見ますと、今は花は咲いていませんが、桜の木や草花は生きていて、太陽と雨の恵みを受けながら春の準備をしています。ひまわり組さんが幼稚園の卒園し小学校に入る頃、その他のみんなが新しいクラスに進む頃、桜の木には花が咲き、草花も咲くでしょう。 今朝の聖書の言葉は「ほかの種はよい土地に落ち、芽が出て、百倍の実を結んだ。」と言う言葉です。 種が地に落ちたり、蒔かれたりして草花は成長しますが、種が成長して花が咲くところとそうでないところがあります。しかし、種は蒔きつづけられます。そして、土がよくなったところには花が咲きます。 私は幼稚園で神さまのお話を皆みんなにたくさんお話しています。先生たちもみんなに優しい言葉をかけています。すぐにそのお話や言葉がみんなの心の中にスッと入っていく時もあればそうでない時もあります。しかしそうであっても、私も先生たちもみんなに大切な言葉、優しい言葉をかけ続けます。今はその言葉が入っていかなくても、小学生になってから、またもっと大きくなってから、その言葉に気づき、そこに優しい心の花が咲き、その優しい心を分け合うことができるかもしれません。 これからも私も先生たちもいろんな大切な言葉、優しい言葉をかけつづけます。大切な心、優しい心の種を蒔きつづけます。みんなの心がどんどんと成長し、優しい心の花がどんどん咲きますように🙂
神様のお話
2025/3/12(水)
「牧羊」ー羊を大切にするー
聖書のことば「見失った羊を見つけましたから、一緒に喜んでください。」ルカによる福音書信 15:6チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  3月に入りましたね。ひまわり組の皆さんは卒園式が近づいてまいりました。牧羊幼稚園を卒園して4月からは小学校に入ります。その他のクラスの皆さんは4月から上のクラスに進みます。そして、新しいおともだちが牧羊幼稚園に入園します。 みなさん、みんながいる牧羊幼稚園の「牧羊」の意味、覚えていますか?入園式ではいつも「牧羊」という言葉の意味についてお話していますが、「牧羊」とは羊を育てる、大切にする、という意味があります。 聖書には羊飼いと羊のお話が出てきますが、聖書では羊飼いは神さま、羊はわたしたち人間として表現されています。羊飼いはいつも羊を大切にして見守っているように、神さまはいつもわたしたちのことを大切に見守ってくれていることを伝えてくれています。時に羊は迷子になったりしてしまうことがあるのですが、その時には羊飼いは必死で探します。自分のところに戻ってくるまで探し続けるのです。 今朝の聖書の言葉は「見失った羊を見つけましたから、一緒に喜んでください。」という言葉です。神さまから離れて迷子になっていた人が、神さまのところに帰ってきたという物語の中にある言葉です。 わたしたち人間、いろんなことがあって神さまのことを忘れていたり、神さまから離れてさまよったりすることがあります。そんなとき、神さまはいつもわたしたちのことを探しています。どこにいるのかな?って、帰ってきて欲しいと願いながら探し回っておられるのです。いつも、いつも、わたしたちのことを大切に思ってくれているのです。その神さまの想いを忘れずにいてくれたらうれしいです🙂
神様のお話
絵本の紹介(0~2歳)
2025/3/7(金)
門はひらかれている
聖書のことば「狭い門から入りなさい」マタイによる福音書 7:13チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  幼稚園に来ると、バスで来るおともだちは教会の裏の門から、その他のおともだちは幼稚園の正門から幼稚園の中に入ってきます。でも、たまに幼稚園の門を入るより、お家に戻っておうちの人たちといっしょにいる方がいいなって思う時もあるかもしれない。しかし、幼稚園の門は開かれていて、幼稚園の門を通ると、先生たちが待ってくれて、優しく迎え入れて色々と楽しい時間にしてくれます。 今朝の聖書の言葉は「狭い門から入りなさい」という言葉です。狭い門、むずかしい言葉ですね。どのような意味があるのでしょうか。一つは、誰でも入ることが出来ないという意味があって、学校とか何かのチームに入る時にむずかしいテストがあって、それに合格しないと入れないとか、そのような時に「狭い門」というような言葉を使う時があります。 そのような言葉が聖書にある。どういう意味で言っているのでしょうか。もしかしたら神さまのところに行くにはしっかりと神さまのことだけを見て、歩んでいかないとそこにはたどりつけない、そういう意味で言っているのかもしれません。 しかし、ここからが大事です。みんながいつもお祈りで口にしているイエスさまは、すべての人が神さまのところに行ける、神さまはみんなのことを待っていると言って、その門を開いてくれました。門を大きく開いて、みんな、どうぞ、入ってくださいと招き入れてくれました。みんなは、イエスさまによって、門を通って、神さまのところに向かい、出会うことができるのです。あなたは入れませんよ、とは絶対に言われないのです。 幼稚園の門を通り、先生やおともだちが優しく迎え入れてくれるように神さまへの門もイエスさまによって開かれ、みんな、神さまの優しい心に触れることができるのです🙂
神様のお話
絵本の紹介(3~5歳)
2025/2/20(木)
おたがいに希望を与え合う
聖書のことば「光の子として歩みなさい」エフェソの信徒への手紙 5:8チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか? 今年最初の礼拝です。 先週の17日は阪神淡路大震災を記念する日でした。30年前の出来事です。地震で多くの人たちのいのちが失われました。日本は地震がたくさん起きるところで、宮崎県、高知県でも地震がありました。去年の元旦にも能登半島地震が起きた。多くの人がいまも困っています。わたしたちは礼拝で神さまにお祈りをします。神さまがいると信じて、神さまに呼びかけます。悲しい事が起きた時、神さまはどこにおられるのだろう?そのような声を聞くことがあります。神さまがいるのにどうしてこのような事が起こるのかと・・・。暗い気持ちになります。困っている人がたくさんいるのに何もできない、そんな思いも抱きます。 今朝の聖書の言葉は「光の子として歩みなさい」という言葉です。暗いところ、暗い夜、その反対は明るいところ、明るい朝、太陽の光です。暗いところに光は入ってそこを明るく照らします。私の後ろでろうそくが灯されていますね。今は礼拝堂が明るいのであまり気がつかないけど、暗いところでのろうそくの光は周りを照らし、見えないところが見えるようになります。暗い、さみしい気持ちが光によってなんとなくあたたかい気持ちになります。暗いところに必要なのは光です。光は希望を生み出します。 今朝の言葉は、わたしたち一人一人が光の子になるようにとの呼びかけですが、いつも明るく光を照らすように生きることは出来ません。悲しい事がある、辛い事がある、さみしい事がある時があります。そのような時、明るい光を照らしてくれるおともだちがいたらどうでしょう。元気をもらって少しずつ明るい気持ちが生まれてくるのではないでしょうか。お互いに元気な時、そうでない時がある。そんな時はお互いに、自分のうちにある明るい気持ちを分け合って助け合っていく、そうして生きていくことを今日の言葉は伝えてくれています。元気で明るくいられるときは光を分けてあげる、自分が暗く悲しい時にはあたたかい光を分けてもらう、そんな風にして助け合って生きること、そのことを今日の聖書の言葉は伝えてくれているのです🙂
神様のお話
2025/2/20(木)
人を大切に想うことー牧羊幼稚園が大切にしていることー
聖書のことば「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残ります。その中で最も大いなるものは愛です。」コリントの信徒への手紙一 13:13チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか?  新しい年を迎えての2回目の礼拝です。始業式でもお話しましたが、今年はみなさん、それぞれ一つ上のクラスに進みます。ひまわり組のみなさんは小学校に入学します。 牧羊幼稚園で大切にしていることは、みんなの前、後ろ、お隣にいるおともだちや先生たちを大切に想う心を養うことです。 今日の聖書の言葉は、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残ります。その中で最も大いなるものは愛です。」という言葉です。 どれもむずかしい言葉ですが、「信仰」とは神さまを大切に想う心、「希望」とはどんなときでもきっと大丈夫、道は開かれるという心、そして、「愛」とは周りにいる人のことを大切に想う心です。今日の聖書の言葉では、その中で周りの人のことを大切に想う心が一番大事であると言います。 みんなが生きているところが楽しく、うれしくなるためには、周りの人のことを大切に想う心が必要です。今日の聖書の言葉が伝えていることは、牧羊幼稚園が大切にしていることとつながっています。 人を大切に想う心がどんどん成長していきますように🙂
神様のお話
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