記事
2023/6/1(木)
6月のお話(2023)
 5月8日からコロナ感染症が5類にかわりマスクの対応なども変わってきました。この3年あまりのマスク生活の影響があるかと思います。私がマスクを外して顔の印象が違い戸惑った子がいましたので、これもその一つですね。これからも体調管理に気を付けながら、いろいろな活動を進められたら良いと思います。 幼稚園の学びは学校と違い教科ではありません。牧羊では、英語あそび、体育遊び、絵画と講師の先生による取り組みもありますが、クラスの中での遊びや活動、生活そのものが学びとなります。自宅の玩具は自分用ですが、幼稚園の玩具は共有ですので、取り合いが起こります。「貸して」「後でね」「順番交代ね」など関りに必要な言葉を知り、年中からはお互いの気持ちを理解しながら遊びを進めていくにはどうしたらよいか、優しい言い方はどうなのか等、人との関わり方について遊びの中でトラブルに対応しながら学んでいきます。6月にはお店屋さんごっこが行われますが、「物の売り買いについて」「数の認識」「形の認識」「考えて(工夫して)作る」「協力して用意する」など一つの活動の中にも沢山の学びがあります。日々の経験から沢山の学びに繋がると良いですね。
園長先生の小窓
2023/5/29(月)
神さまとつなげてくれる〜聖霊のはたらき〜
聖書のことば「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。」使徒言行録 1:8チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか? 昨日は教会では聖霊降臨日というお祝いの日でした。 今朝の聖書のことばは、「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。」ということば。このことばは復活されたイエスさまが天の父なる神さまのところに戻る前にお弟子さんたちに伝えたことばです。イエスのお弟子さんたちはイエスさまとのお別れを悲しみました。離れたくない!お弟子さんたちはイエスさまといつまでも一緒にいたいと願っていました。そのように願うお弟子さんたちに対して、イエスさまはご自分が天に戻られたあとに、天から聖霊がお弟子さんたちのところに降ってきて、元気になる力を与えるから大丈夫だよという約束をしてくれたのです。 聖霊は神さまとわたしたちをつなげ、目には見えないけどいつも一緒にいてくれていることをわたしたちに気づかせてくれます。 わたしたちの目には、空を見上げると雲があって天気の良い時はまぶしい太陽があり、雨の日は曇った空しか見えません。しかし、聖書によれば、わたしたちの世界には天の神さまがおられるところにつながっている目には見えないカーテン(このホールにも緑のカーテンがありますね)のようなものがあって、聖霊はその目には見えないカーテンを開いてくれて神さまとつながっているということを気づかせてくれるのです。 いつも近くにいるということを気づかせてくれる。さみしくなんてない、これまで以上にもっといつも一緒に、近くにいて、つながっていることを気づかせ、元気を与えてくれるのです。そのような働きをしてくれる聖霊がこの世界に降ってきた!イエス様の約束は実現した!そのうれしい気持ちをお祝いするのは聖霊降臨日です。 そのお恵みは牧羊幼稚園にいるみんなにもたっぷりと注がれています。神さまに愛され、守られていることをココロの中にしまっておいてくださいね🙂
神様のお話
2023/5/25(木)
5月のお話
 緑の葉がきらきら輝いて、新緑の美しい季節になりました。ツバメやシジュウカラなどの野鳥もやってきて、朝きれいな鳴き声も響いています。 子どもたちも新しい生活の流れがわかるようになり、自分の好きな場所や遊びをみつけて楽しんでいます。お弁当や給食が始まり、保育時間が長くなってくると疲れたり、給食が嫌だったり、思う通りにいかないことも出てきたりすると行き渋りが起こってきます。給食では、苦手なものも少しずつ頑張るよう取り組んでいます。給食が嫌という子どもには「先生に言って量を減らしてもらおうね」と伝えてください。疲れている子どもは、早い時間にお昼寝タイムをとりましょう。夕方になって寝ると朝起きられなくなりますので、注意しましょう。もうお昼寝を卒業した場合でも疲れている時は、短い時間ゴロンとするのも大切ですね。 行き渋りをして泣くお子さんの対応は、保護者の皆様にとっても大変かと思いますが、幼稚園まで連れてきていただければ、職員でバックアップしていきます。自宅に帰られましたら、「私頑張ったわ」とおいしいお茶などで一息入れてください。 進級してしばらくすると女の子が男の子言葉を使ったり、男の子も言葉遣いが悪くなったりすることがあります。これは自分が大きくなったことを言葉で表現しているものです。そのことを理解したうえで、ひどい言葉遣いの時にな「もっと優しい言い方で」とか、「この言い方の方がかっこいいよ(素敵よ)」と伝えてください。
園長先生の小窓
2023/5/25(木)
4月のお話(2023)
 春の暖かさを感じるこの頃です。4月と共に新しい年度がスタートします。 2023年度の年度テーマは『ともにつむぎだす~希望の中で~』です。「紡ぐ」は繭や綿花から繊維を引き出し糸にするという意味ですが、「心を紡ぐ」と使えば、「心を徐々に通わせる」「思いを繋げてより合わせていく」という意味になります。 新入園児の方にはお伝えしたことがあるかと思いますが、幼稚園での生活は基本「自分のことは自分でする(できるようになる)」です。お家では、してもらうことが多いと思いますし、ぐずるとしようがないと頑張る機会が少ないこともあると思います。小学校でも就学前に荷物を持つ経験が少なく、ランドセルを背負うのが負担という『ランドセル症候群』があります。幼稚園の生活と家庭での生活にギャップがあると、子どもは楽な方が嬉しいので「おうちがいい」「ママがいい」と行き渋りが起こりやすくなります。幼稚園の趣旨をご理解いただき、お家でも少し頑張る機会をもっていただき、幼稚園と家庭で協力して紡ぎだせれば良いなと思います。保護者の皆様も幼稚園職員だけでなく他の保護者の方と心を通わせていただく1年にしてください。
園長先生の小窓
2023/5/25(木)
3月のお話
 園庭の木々の芽も見られ、暖かい日も増え春の訪れが近くなってきたと感じるこの頃です。先日は発表会にご参加いただきありがとうございました。今年もクラス入れ替え制のため、他のクラスの発表を直接見ていただく事ができず残念でしたが、お子様の表現する姿をゆったりと観ていただけたのではないでしょうか。欠席があり全員そろってできなかったことも残念でしたが、お休みのお友だちの分も頑張っている姿がみられました。日々のお稽古を通して声が小さかった子も徐々に大きな声でセリフが言えるようになり、表現や動きも上手になってきました。この経験を通して、また自信をつけていったのではと思います。 最近園庭にきじ鳩がやってきます。子どもたちが園庭で遊んでいても平気で何かをついばんでいます。もしかしたら牧羊幼稚園で生まれ育ったあの鳩でしたら、園庭が自宅感なのでしょうね。ひまわり組さんもまもなく牧羊幼稚園を巣立っていきますが、古巣と思って遊びに来てくれると嬉しいです。他のクラスのお友だちもひまわり組さんとのお別れやお友だちとのお別れがあり、寂しいと思いますが、残された日々一緒に楽しい思い出を増やしていきたいと思います。 今年度も牧羊の会の活動や園の活動、沢山のご理解とご協力をいただきありがとうございました。今年度はコロナ感染症も落ち着きをみせ、保護者参加の緩和ができたのが嬉しかったです。皆様のご協力により子どもたちも成長したと思います。今年度の経験や皆様のご意見も心に留めつつ、これからもより良い園生活をおくれるよう励みたいと思います。
園長先生の小窓
2023/5/25(木)
2月のお話
 冬本番で日々寒いですね。コロナだけでなく、インフルエンザ・ノロウィルスなど健康に留意してお過ごしください。昨年から虐待のニュースを目にすると「どうしてこのようなことがおきるのだろう」と感じてしまいます。育児中でも子どもを注意して、後から厳しく言いすぎてしまったわと思うこともあるかと思います。NHKの「サイエンスZERO」で“マルトリートメント(体罰や暴言、夫婦げんかなどを見せるなどの不適切な養育)”が子どもの脳にダメージを与える可能性が明らかになったとのことです。「虐待」は自分には関係ないと思っていてもしつけのために体罰を与える、つい感情的になって子どもに暴言をぶつける(間違ったことを注意するのは良いですが、「だからあなたはダメなのよ」「そんな子は嫌いです」など人格を否定したり傷つけたりする言葉は暴言です)、子どもの面前で激しい夫婦げんかをしてしまうなど、身に覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。人は誰しも弱いので感情的になってしまいがちです。ただマルトリートメントが常態化しているととても危険で、子どもの心や脳に傷を作ってしまうことを私たちも心にとめておかないといけませんね。もし夫婦げんかを子どもに見られたら仲直りの場面も合わせること、またその後笑顔で過ごすことが大切です。
園長先生の小窓
2023/5/22(月)
ひとつしかないたいせつないのち
聖書のことば「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で大いなるものは、愛である。」マタイによる福音書 12:50チャプレン 司祭 ダビデ林 和広 おはようございます。元気ですか? 一昨日、昨日と良い天気でしたね。夏みたいに暑い1日でしたね。 私はこの幼稚園でチャプレンをしていますけど、神戸にある大学でもチャプレンをしていましてここでお祈りをしているように大学でもお祈りをささげています。一昨日は大学で集まりと礼拝がありましたが、礼拝ではわたしたちの世界に「平和」が来ることを願ってお祈りをおささげしました。 わたしたちが生きている世界は広く、わたしたちが住んでいる日本では大きな戦争は起きていませんが、広い世界を見渡すとたくさんの争いがあり、特にロシアとウクライナの戦争は今も終わっていません。多くの人々のいのちが失われ、多くの人たち、子どもたちが涙を流しています。 どうしてこんなに人は争うのでしょうか。わたしたちの間にも小さな争いはあるかもしれないですが、どうして人の大切ないのちが失われるような大きな戦争が起こるのでしょうか。どうしたらいいのでしょうか。 今朝の聖書のことばは、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で大いなるものは、愛である。」ということば。「信仰」とは神さまを信じるココロ、「希望」とはどんなにつらく苦しいことがあってもきっといつかはいいことがあることを信じるココロですが、その中で愛というのが一番大事だよと伝えています。 「愛」とはむずかしいことばですが、一つ言えることは「人をいのちを大切におもう」ということです。自分だけでなくまわりの人のいのちを大切にしてあげるということです。 もしかするとおともだちと争うこともあるかもしれないけど、どんなに怒ってしまったとしても、おともだちのいのちやココロを傷つけることはしないで、おともだちのいのちを大切にするというココロは忘れずに大切にしてほしいと思います。 そのココロがあれば人のいのちが失われるような戦争にはならないのです。みんな、大切ないのちを与えられているし、そのいのちは一つしかありません。お互い一つしかないいのちを大切に思うココロを広げていくことで平和な世界になっていくのです。
神様のお話