2025/6/30 18:00
神様のお話
天から降ってくる神さまのやさしいこころ

 

 

聖書のことば

「天よ、上から水を滴らせよ。雲よ、義を降らせよ。

地よ、開いて、救いを実らせよ。正義を共に芽生えさせよ」

創世記 1:14

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。元気ですか? 

 

雨が降り続く期節である梅雨が終わったようです。これから夏が来ます。楽しみですね。

 

明日から7月に入りますが、7月17日に幼稚園の夏まつり、その翌日18日に終業式があって1学期が終わります。夏休みに入ります。

二学期は9月から始まりますが、夏休みの間の毎年8月6日、9日には広島、長崎に原子力爆弾が投下されて亡くなった方々のため、そして、平和な世界となるようにお祈りがささげられます。

今もロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・ガザ戦争、イスラエルとイランとの戦争など、世界のあちこちで争いが起きています。今、日本では戦争がなく、みんな普通に幼稚園に来ることができていますが、遠いところで戦争があるところでは幼稚園に行くことができず、ずっと隠れていなければならないおともだちがいます。命を失ったおともだちもいます。戦争がない平和な世界となるように祈る必要があります。

 

今朝の聖書の言葉は少し長くむずかしい言葉です。「天よ、上から水を滴らせよ。雲よ、義を降らせよ。地よ、開いて、救いを実らせよ。正義を共に芽生えさせよ」という言葉です。

 

天からの雨によって多くの野菜や果物ができて、みんなはそれを美味しく食べることができます。それは天からの神さまからのお恵みです。そして、今日の聖書の言葉ではそれに加えて、天から正義を降らせてくださいと願う祈りがあります。

「正義」、むずかしい言葉ですが、聖書では「神さまがすること」という意味があります。人間同士が争うことは神さまが願っていることではありません。神さまの優しい心が天からたくさん降ってきて、世界中が平和になりますようにという祈りの言葉が今日の聖書の言葉です。

 

先にもお話したように、世界のあちこちで戦争が起きていますが、1日も早く戦争が終わって、今、悲しんでいるおともだちが元気で過ごすことができるようにお祈りしてくれたらうれしいです🙂