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「いろいろな生き方のカタチ」

聖書のことば

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」

ヨハネ　1５：５

チャプレン　司祭　ダビデ林　和広

おはようございます。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか？

昨日は明石で礼拝をした後、お昼からは淡路島にある教会の礼拝に行ってきました。昨日はとってもお天気でしたね。夏が来たかのようでした。淡路島の教会の裏には山がありますが、たくさん並んでいる木の枝にある緑の葉っぱが太陽に照らされてキラキラと光っていてとっても綺麗でした。

たくさんの木からたくさんの枝が伸びていましたが、色んなカタチをしていました。木は一本、スーッと上に伸びていますが、枝はいろんなカタチをしていて、いろんな方向に向かって伸びています。じーっと見ているとそれぞれの枝がいろんなカタチをしていて、同じような枝を見つけることができませんでした。不思議ですね。いろんなカタチの枝がありますが、それは１本の木から伸びている枝です。いろんなカタチの枝がありますが、その枝から木の方に目を向けると、ぜんぶ１本の木につながっている。１本の木からたくさんの栄養を受けていろんなカタチの枝に成長していることがわかります。

今日の聖書の言葉は「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である」ということば。

「わたし」と言っているのは、イエスさまです。イエスさまが１本の木で、わたしたちは枝であるといいます。わたしたちはイエスさまにつながっている、そう言います。わたしたち一人ひとり、違いがありますね。顔も違うし、一人ひとりが一つのいのちを受けて、今、ここに生きています。それぞれに違う生き方があります。でも、木の方に戻っていくとイエスさまという１本の木にみんなお互いにつながっている、そのことを今朝のことばを通してイエスさまは気づかせてくれています。

そして、この１本の木を植えてこの木にたくさんの栄養を注いでくれているのが、天におられる神さまです。１本の木であるイエスさまを通してわたしたちは神さまともつながっている。みんな、天からの太陽の光や雨によってできたたくさんのお野菜、海にいるお魚などを食べてどんどんと大きく成長していく。栄養だけでなく、たくさんの愛情も受けて、どんどん成長していくのです。

みんなそれぞれにいろんな生き方のカタチがあります。みんな、行きたい方向にスクスクと元気で成長してくださいね！