2022/9/21 16:54
園長先生の小窓
9月のお話

 今年の夏も暑い夏で、日本も徐々に熱帯化してきているように感じます。暦では間もなく初秋ですが、しばらく残暑が続くと思いますので、皆様体調にお気を付けください。

 9月に入ると運動会に向けての活動が増えてきます。コロナや暑さのために室内で過ごすことが多く、身体を動かす機会が年々減っていくと子どもの体力も落ち、運動が苦手になったり、頑張れなかったりします。楽しみながら身体を動かしていけると良いですね。

 以前パラリンピック若手選手のインタビューで気になる選手がいました。パラ水泳の宇津木美都(うつぎみくに)選手です。2020年東京パラリンピック水泳で6位入賞し、次のパラリンピックが楽しみな選手です。彼女は右手肘上から先が無く生まれてきました。「小さい頃から「手が短い」って言われたけど、私に関心を持ってくれているってことだから気にしていません。」という言葉が心に残りました。障害をもって生まれた時、ご両親はショックを受けたと思います。どの様に育ってほしいか夫婦できっと相談されたのでしょう。身体的なマイナスポイントを精神的にプラスに捉えられるように声をかけ育てられたのだと思います。現在大学水泳部で健常者の仲間と練習に励んでいます。将来はご両親のような学校の先生になりたいそうです。それまでは水泳を頑張るそうです。子どもたちも自分の夢に向かってそれぞれ頑張ると思いますが、試練の時もあります。そんな時にプラスに気持ちを向けられるような声掛けができると良いですね。