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聖書のことば

「ノアは神に従う無垢な人であった。

ノアは神と共に歩んだ。」

創世記６：９

チャプレン　司祭　ダビデ林　和広

おはようございます。幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか？

今朝の聖書のことばは、「ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。」ということば。

今朝の聖書のお話はノアという人と神様との物語ですが、ノアという人は箱舟を作って、ものすごい洪水の中で生き抜くことができた人です。ノアが生きていた時代、多くの人々は神さまなんていない！と言って悪いことをくりかえしていたといいます。そうした中で神さまはノアに洪水が起きるので箱舟を作って準備しておきなさいと言います。どんな箱舟を作るかについてもくわしく伝えます。周りのみんなは洪水なんて起こるはずがないと思っていました。しかし、ノアは神さまの言う通り、箱舟を作ります。その箱舟はすごく大きくて高さは１４メートル、幅は２３メートル、長さは１３５メートルもあったようです。こんなに大きい箱舟、どうやって作ったのでしょう？今とは違う時代です。大きな船を作る機械もないし、ロボットもいません。みんなは全く気にしないでワイワイやっているのに、ノアはその言葉を信じて、箱舟をコツコツ作ります。周りのみんなは「ノア、お前何やってんだ！、そんな箱舟作って！意味ないだろ、そんなでかい箱舟作って、誰が乗る？」そう言っていたに違いありません。しかし、時が経ち、本当に洪水が来たのでした。周りのみんなは大慌て。しかし、ノアの家族や動物などの生き物はその箱舟に入ります。洪水は１５０日間も続きました。ノアがたどり着いたのは、アララト山という山のてっぺんでした。そこでノアは洪水がおさまったことを知ります。この山はトルコ、イラン、アルメニアの国境上にある山で、本当にある山です。この物語にある洪水も本当に起きたという説もあって、いろんな学者さんや探検家がこの山に登って色々と調べているそうです。

ノア以外の悪い人を洪水で流したという物語はとってもショックな物語でもあります。神さまはゆるしてくれる神さまであり、どうしてこんなことをするのか？と思ってしまうところです。しかし、この物語には続きがあります。神さまはそのあとに胸を痛め、悲しみました。みんな一人ひとり良くないところがあるけど、そのことでこの世界を滅ぼすことはやめよう。みんな一人ひとり、わたしがなんとかして守り、生かしていくのだと。そして、ノアに虹を見せます。この虹はみんなを大切に守るよ、という約束のしるしだ！、そう言います。

みんなも虹を見たことありますよね？綺麗ですよね。わたしたちはみんな失敗もする、よくないこともしてしまう。でも、きちんと、それを認めて、ごめんなさい、というココロがあればまたやり直すことができるのです。虹を見た時、それは神さまからの約束のしるしだ、そう覚えて覚えておきましょうね😀今日も１日楽しく過ごしてくださいね🙂