秋の気配も深まってきたこの頃です。秋といえば「読書の秋」「スポーツの秋」「食べ物の秋」でしょうか。幼稚園には2700冊を超える絵本がありますが、私もすべての絵本に目を通したことがありません。
1学期にばら組のお部屋においてあった『やさいたちのおしゃべり』という絵本を読んであげていて私は内容に胸が痛くなりました。お母さんが買ってきて冷蔵庫に入った野菜たちが愚痴をこぼします。「大根さんは色白でおはだもきれいだったのに、今ではしわしわでしみだらけ」「しょうがさんは、ミイラになってゴミ箱に捨てられてしまった」「冷凍庫には3年前から入ったままのご飯」などの言葉に、私は我が家の冷蔵庫を思い出して「ごめんなさい」って気持ちになりました。もしかしたら皆さんにも経験があるのでは?と思います。
今「SDGs」が世界的に取り組み課題になっています。内容はいろいろありますが、私たちがすぐできる取り組みは「資源を大切にすること」「ごみを減らすこと」でしょうか。日本は豊かで贅沢なのか「形のよくない野菜は売れない」「ちょっと傷があると捨てる」が多いのではないでしょうか。世界では戦火の中にあったり、貧しく十分な食料が手に入らなかったりする国もあります。日本でも被災した方々も同様ですね。子どもたちも神様から与えられた多くの恵みを感謝しつつ、大切にいただけるように育っていってほしいと思います。私も冷蔵庫をよくチェックし、無駄なくお野菜を使いこなしたいです。