2022/11/28 16:48
神様のお話
「助けてくれる、いつも」

 

聖書のことば

「あなたは身ごもって男の子を産むが、

その子をイエスと名付けなさい」

ルカ 1:31

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?

 

アドヴェントに入りました。「アドヴェント」という言葉は、「良いこと、うれしいことが来る」、という意味を持っています。イエスさまのお誕生を祝う日、それがクリスマスですけど、みんな、それを楽しみに待っていると思います。そのうれしいクリスマスの日を楽しみにして待つ期間、それがアドヴェントです。楽しみですね。

 

さて、今朝の聖書のことばは「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」という言葉。神さまから遣わされた天使がマリアさんに伝えた言葉ですね。

 

赤ちゃんが産まれることはとってもうれしいこと、お恵みですが、マリアさんにもそのお恵みが注がれました。でも、赤ちゃんが産まれるというのはうれしいことであると同時に、心配な気持ちになるものです。お腹の赤ちゃんは元気で生まれてくれるだろうか?、産まれるまで元気でいてくれるかな?って、お母さんは生まれてくる赤ちゃんのことをうれしく待ちながらも、少し心配な気持ちも抱きながら待ちます。マリアさんも同じ気持ちでした。

 

そのように心配しているマリアさに天使さんは、その子をイエスと名付けなさいといいます。「イエス」という名前、みんな知っていますね。いつも「イエスさまによってお願いたします」とお祈りするときに出てくる名前ですね。

 

「イエス」という言葉は、「神さまが助けてくれる」という意味があります。いつもいっしょにいてくれて、守り、困っていたら助けてくれる。大きくなったらそんな人になってくれるよ、って天使がマリアさんに伝えます。マリアさんはそれをよろこんで受け入れました。そして、元気な赤ちゃん、イエスがお生まれになりました。

 

イエスさまはマリアさんだけでなく、すべての人を助けるためにこの世界にお生まれになりました。イエスさまはこの世界でいろんな人を助けた後、天におられる神さまのところに戻られましたが、そのイエスさまは今も目には見えないけど、みんなのことを見守ってくれています。お名前の通り、みんなのことを「助ける」ために今もいてくれている、そのことをおぼえていてくださいね🙂