2023/1/30 18:00
神様のお話
ありがとう

 

聖書のことば

「どんなことにも感謝しなさい」

テサロニケの信徒への手紙 5:18

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?

 

今朝の聖書の言葉は先週、先々週の聖書の言葉とつながりがあります。パウロという人が書いたお手紙の中にある言葉ですけど、先々週は「いつも喜んでいなさい」、先週は「絶えず祈りなさい」という言葉についてお話しました。そして、今日は「どんなことにも感謝しなさい」という言葉が今日の聖書の言葉として選ばれています。

 

「喜んでいること」、「お祈りすること」、「感謝すること」、これが生きていく上で大切なことだよってパウロはおともだちにお手紙を書きました。「感謝すること」とは、「ありがとう」という気持ちをおうちの人や先生、おともだちに伝えることです。お誕生日会でおともだちが「お誕生日おめでとう!」と言うと、お誕生日を迎えたおともだちは「ありがとう」と言っていますね。「おめでとう」と言ってくれたおともだちのやさしい気持ちを受けて、「ありがとう」と言う。お互いがうれしい気持ちになりますね。

 

今朝のお手紙でパウロという人は、「どんなことにも」、ありがとうという気持ちを持ちましょうねって伝えてくれています。「どんなことにも」、そう、毎日のこと、朝、目が覚めて新しい朝を迎えることができたこと、朝、起きておいしいご飯を食べることができること、朝起きて、歩くことができること、幼稚園で先生やおともだちと出会うことができたこと、体を動かす、お話する、お歌を歌う、遊ぶこと、学ぶこと、帰るおうちがあること、お風呂に入れること、お布団に入って寝ることができること、そのような毎日していることは、当たり前のことではないということ、そのことを伝えてくれているのです。食べるものがあるから、元気だから、食べることができる、体を動かすことも元気だからできる、お話しするのはお話する先生、おともだちがいるからできる、おうちがあるのも当たり前でないし、お水があるからお風呂に入ることができる、お布団で安心してゆっくり寝ることができるのも、今住んでいるいるところに大きな争いとかなくて、平和だからそうやって寝ることができる。

一つ一つのことは当たり前ではないこと、そのことに「ありがとう」の気持ちをもって生きることがとっても大切なことなんだよって伝えてくれています。一つ一つのことができることに「喜び、みんながこのようにできるためにいのちを与えてくれている神さまに「ありがとう」って応えて生きていく、ということがとっても大切なことであることをおぼえていて欲しいです🙂