「毎日、あたらしく生かされる」
聖書のことば
「わたしは復活であり、命である」
ヨハネ 11 :25
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?
昨日はイエスさまのご復活をお祝いする復活日(イースター)でした。復活日とは、十字架上で亡くなったイエスさまを神さまが復活させたという出来事をお祝いする日です。今日、イースターエッグのプレゼントがあります。卵の中には新しいいのちがあってそこから新しいいのちが生まれる。
イースターエッグは神さまかからイエスさまに与えられた新しいいのちがみんなにも与えられていることを伝える「しるし」です。お誕生日会の時にお誕生日を迎えたおともだちに「お誕生日、おめでとう!」と言ってお祝いしますけど、イースターはイエスさまが新しいいのちを受けて復活したことを「おめでとう」と言ってお祝いする日なのです。
聖書ではイエスさまが新しいいのちに復活したことによって、目には見えないけど、今も生きている、そのことを伝えています。目には見えないけど、みんなのそばにいてくれている。みんながいつも元気で楽しく過ごすことができるようにみんなが歩んでいく「道」に一緒にいてくれることを伝えてくれています。
聖書の中にある「復活」という言葉は「起き上がる、目覚める」という意味があります。寝ている状態から目覚めて起き上がるという意味があります。みんな、毎日、夜寝て、朝、目が覚めて起き上がる。今日も、今、ここにいるのは、目覚めてることができたからです。朝、目が覚めて、ご飯食べて、そして幼稚園に来る。
このことは普通のことのように思うけど、そうじゃない。神さまに新しいいのちを受けて、目覚めてその日を生きることができているのです。
目が覚めた時、「まだ寝たいなあ」とか「幼稚園に行きたくないなあ」とか思う日があるかもしれない。イヤだなあ、と思う日があるかもしれない。でも、毎日、毎日、神さまが、今日という1日を大切に生きなさい、そう言って、新しいいのちを与えてくれているのです。
朝、目覚めたこと、ご飯だべれたこと、みんなに出会えたことを喜び、神さま「ありがとう」というココロを大切にしてほしいです。
毎日、毎日、新しいいのちを受けて、目覚めて、起き上がって、生きている。
1日を大切に過ごしてほしいです。今日も楽しく過ごしてくださいね。