聖書のことば
「だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、
わたしの兄弟、姉妹、また母である」
マタイによる福音書 12:50
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
昨日は母の日でしたね。お母さんに「ありがとう」の気持ちをささげる日が「母の日」です。
先週のお誕生日の礼拝でもお話しましたが、誕生日のお礼拝の中で「生まれる前から」という聖歌を歌いますね。お歌にあるように、生まれる前から、お母さんのお腹の中にいるときから、神さまはみんなのことを知っていて、大切に思ってくれていたということをお歌で歌いますね。みんな一人ひとり、神さまからからいのちを受けて生きていること、そして、神さまが、みんなのお父さん、お母さんのところに生まれるようにととのえてくれたことをお話しました。
みんなにとってお父さん、お母さんは神さまからのプレゼントであり、お父さん、お母さんにとってもみんなは神さまから与えられたプレゼントなのです。お互いに神さまからのプレゼントなのです。
さて、今朝の聖書のことばは「だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である」ということば。このことばは、自分のお母さん、おねえさん、おにいさん、いもうとさん、おとうとさんだけでなく、みんなが出会うすべての人が大切な家族であるということを伝えてくれています。この幼稚園で出会う、先生、おともだちもみんな、神さまのこどもであり、同じ家族だよって伝えてくれています。「天の父の御心」とは天におられる神さまの想いですが、その想いとは、この世界の人たちがみんな、つながって生きるということです。みんなの家族と同じように、周りの人たちのことも大切に思うということです。それでわたしたちの生きているところが楽しく、うれしいところになるのです🙂