聖書のことば
「信仰と、希望と、愛、
この三つは、いつまでも残る。
その中で大いなるものは、愛である。」
マタイによる福音書 12:50
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
一昨日、昨日と良い天気でしたね。夏みたいに暑い1日でしたね。
私はこの幼稚園でチャプレンをしていますけど、神戸にある大学でもチャプレンをしていましてここでお祈りをしているように大学でもお祈りをささげています。一昨日は大学で集まりと礼拝がありましたが、礼拝ではわたしたちの世界に「平和」が来ることを願ってお祈りをおささげしました。
わたしたちが生きている世界は広く、わたしたちが住んでいる日本では大きな戦争は起きていませんが、広い世界を見渡すとたくさんの争いがあり、特にロシアとウクライナの戦争は今も終わっていません。多くの人々のいのちが失われ、多くの人たち、子どもたちが涙を流しています。
どうしてこんなに人は争うのでしょうか。わたしたちの間にも小さな争いはあるかもしれないですが、どうして人の大切ないのちが失われるような大きな戦争が起こるのでしょうか。どうしたらいいのでしょうか。
今朝の聖書のことばは、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で大いなるものは、愛である。」ということば。「信仰」とは神さまを信じるココロ、「希望」とはどんなにつらく苦しいことがあってもきっといつかはいいことがあることを信じるココロですが、その中で愛というのが一番大事だよと伝えています。
「愛」とはむずかしいことばですが、一つ言えることは「人をいのちを大切におもう」ということです。自分だけでなくまわりの人のいのちを大切にしてあげるということです。
もしかするとおともだちと争うこともあるかもしれないけど、どんなに怒ってしまったとしても、おともだちのいのちやココロを傷つけることはしないで、おともだちのいのちを大切にするというココロは忘れずに大切にしてほしいと思います。
そのココロがあれば人のいのちが失われるような戦争にはならないのです。みんな、大切ないのちを与えられているし、そのいのちは一つしかありません。お互い一つしかないいのちを大切に思うココロを広げていくことで平和な世界になっていくのです。