2023/6/12 18:00
神様のお話
たいせつにまもってくれている

聖書のことば

「子どもたちをわたしのところに来させなさい」

マルコによる福音書 10:14

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。元気ですか?

 

毎週月曜日の朝はお祈りの時間となっていますが、みなさん、いつも大きな声でお歌を歌い、お祈りしてくれていますね。

 

牧羊幼稚園(ぼくようようちえん)はお祈りの時間をたいせつにしていますが、「牧羊」とは、羊を大切にする、大切に育てるという意味です。羊を大切に育ててくれるのは羊飼い(英語ではシェパード)とよばれる人で、自分の羊一匹、一匹のことの顔、鳴き声を知っていて、いろんなことから羊を守ってくれます。いつも自分のところに羊がいるようによびかけてくれます。

この幼稚園が「牧羊」幼稚園という名前をつけたのは、ここに来ている一人ひとりのおともだちのいのちを大切に守り、育てていくためです。先生はみんなのことをいつも守り、大切にしてくれています。その先生の後ろには目には見えない神さまがいてくれています。先生のこともふくめて、ここにいるすべての人が神さまに大切にされ、守られているのです。

 

今朝の聖書のことばは、「子どもたちをわたしのところに来させなさい」ということばです。この言葉はイエスさまの言葉ですが、子どもたちの小さないのちを大切にするというイエスさまの想いがこの言葉に示されています。イエスさまはみんなのお祈りしている声、歌っている声をちゃんと聞いてくれています。みんな一人ひとりの声を知ってくれています。みんなひとり一人が神さまに守られ、大切にされていることを伝えるためにイエスさまはみんなのことを呼んでくれて、ここでお祈りの時間を過ごしているのです。

 

これから新しい1週間が始まりますが、いつも守られ、大切にされていることを覚えていてくださいね。