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聖書のことば

「神の力により、信仰によって守られています。」

ペトロの手紙Ⅰ １：５

チャプレン　司祭　ダビデ林　和広

おはようございます。元気ですか？ 幼稚園に来てくれてありがとう。

一昨日、久しぶりに子どもたちと明石の天文科学館に行ってきました。プラネタリウム、知っていますか？プラネタリウムとは天井にあるスクリーンに月や太陽、たくさんの星を映し出す機械のことですが、今から１００年前にドイツでこの機械が作られたそうで、今年でちょうど１００周年だそうです。久しぶりにプラネタリウムで星のことについて学びました。その他、館内にあるいろんなところに行って、空にある星の大きさなどを教えてくれるものもがあったり、写真を見たり、本を読んだりしました。私達は地球という星に住んでいますが、宇宙には数え切れない星があり、宇宙の広さもどこまで広いのかわからないほどに広い。宇宙についてはまだまだわからない事がたくさんあるそうです。

聖書にはこのようなたくさんの星、月、太陽すべて天におられる神さまがお造りなったものだ、そのような詩がありますが、神さまの力、大きさはわたしたち人間がとらえきることができないほどにすごいものであることをあらためて実感しました。

さて、今朝の聖書の言葉は、「神の力により、信仰によって守られています」という言葉。

さきほどプラネタリウムのお話しましたけど、宇宙に行けるようになったし、とんでもなく広い宇宙のこと、星のことについて知ることができるようになっているということはすごいことだと思います。はるか遠いところにまである星のこと、広い宇宙のことを知りたい、そんな熱い思いを持った人たちがいっしょけんめいに勉強して、いろんな機械を発明して、少しずつ宇宙のこと、星の事がわかるようになってきました。「どんな風になっているんだろう？」というココロがそこにあって、今までわからない事がわかるようになってくるようになりました。

このような研究をしている人の中には学んでいくうちにもっとわからないことが出てきたけども、そのような広い宇宙の世界を見ていく中で神さまの力を感じるようになり、神さまはいるのだ、という気持ちを抱くようになった人がいます。どうなっているのだろう？と考え、探していく中で大きな、大きな神さまの力を感じるようになったのです。

「信仰」という言葉が出てきました。信仰とは信じるという事ですが、聖書における「信仰」とは、前へ、前へ、どんどんと一歩ずつ足を踏み出していく、という意味があります。知りたい、探したい、という心で前へ、前へ、行く中で、神さまがそこにいること、神さまの方からここにいるよ、と示してくれる、いつも大きな、大きな力で見守ってくれている、そのことを信じて前に歩いていくこと、これが「信仰」です。

探していく、知ろうとしていく、どうしてだろう、どうなっているのだろう、と旅をしていくのです。みんな、いつもウキウキしながら探していく心、大切にしてくださいね🙂