聖書のことば
「愛は、すべてを完成させるきずなです。」
コロサイ 3:14
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
幼稚園の園庭の隣にあるシェパード・ホールというところに私がお仕事をするお部屋があります。そこにいると最近、幼稚園のいろんなお部屋から色々な歌声が聞こえてきます。12月にあるクリスマスのお礼拝のための練習をしているのかなと思いながら聞いています。もうすぐ12月になりますね。1年間は早いですね。今年も色々な行事があって、みんなそれぞれのクラスのおともだちと力を合わせてがんばってきましたね。行事を行うたびにおともだち、先生たちとのつながりが強まってきているように思います。
今日の聖書の言葉は、「愛は、すべてを完成させるきずなです」という言葉です。「きずな」という言葉、聞いたことがありますか?「きずな」とはつながりのことです。「つながり」とは、お互いのことをよく知っていること、お互いに助け合うことができる関係のことです。少しむずかしい言葉を使ってしまっていますが、みんな、前、横、後ろ、そして、ここにいるのおともだちのお顔、お名前を知っていて、色々と遊んだり、力を合わせて色々なことをやっていますね。もしかしたら、そのお友だちが好きな遊びとか、好きな食べ物とか、好きなこととか、いつも幼稚園でいっしょに過ごすことを通して知っているかもしれないですね。そういうことは「つながり」があって知るようになってくるものです。どんどんとそのようなつながりを深めてほしいと思います。
今日の聖書の言葉は、おともだちとのつながりを深めるために必要なのは、「愛」だと言っています。「愛」という言葉もまたむずかしい言葉ですが、「愛」とは相手のことを大切に思うココロです。大切に思うココロがつながりを強くする。そのつながりが強くなることで、もっともっといろんなことができるし、そこにいる場所はもっともっと楽しく、元気なところになっていきます。悲しんでいるおともだちの悲しい思いもつながりによってうれしい思いに変えられていくでしょう。日々の幼稚園での生活が楽しく元気になるように、みなさん、前、横、後ろ、そして、ここにいるお友だちのことを大切に思うココロを大事にしてくださいね🙂