×

聖書のことば

「わたしは、主から与えられた地の実りの初物を、

今、ここに持って参りました。」

 申命記 26：10

チャプレン　司祭　ダビデ林　和広

おはようございます。元気ですか？

先日、収穫感謝礼拝をおささげしましたね。たくさんのお野菜や果物をみんなが持ってきてくれました。

キレイなお野菜や果物がたくさんありましたね。お野菜と果物のいい香りがしました。どのお野菜も果物も栄養がたくさんつまっています。これらを食べることでみんな、元気が出て、体もどんどんと大きくなっていくのです。

収穫感謝礼拝でもお話しましたけど、たくさんの色々なお野菜や果物はそれぞれいろいろな人たちによって種がまかれて、丁寧に育てられて、そして、美味しいものになります。でも、これらのお野菜や果物は空からの雨や太陽の光がなければ大きく育ちません。お野菜や果物の種をまく土もそうですが、太陽の光や空からの雨はわたしたち人間の力では造り出せないものです。天におられる神さまからのお恵みとして太陽の光、雨の恵みがそそがれるのです。お野菜や果物にもいのちがあり、生きています。これらのいのちをわたしたちは受けて、食べて、生きるのです。

今朝の聖書のことばは、「わたしは、主から与えられた地の実りの初物を、今、ここに持って参りました。」ということばです。「実りの初物」とは、それぞれの畑や園で大きく育った採れたてのお野菜や果物のことです。最初に採ったお野菜や果物を神さまにささげます、という言葉が今朝の聖書のことばにあります。

ずっと大切に育ててきたお野菜、果物が大きくなってキレイに美味しそうになるとうれしい気持ちになりますね。すぐにとって食べたい、そう思いますけど、今朝の言葉を書いた人は、その最初に採れたお野菜や果物は、神さまにささげると言います。この美味しいお野菜や果物ができたのは、神さまのおかげですと、うれしい気持ちといっしょに「ありがとう」の気持ちをささげたい、そう思ったのです。

神さまは、「おお、美味しそうなものができたね！」と喜んでくれます。そして、「さあ、みんなでこれを食べて、元気で楽しく過ごしてね、どんどん大きくなってね」と、わたしたちにその果物やお野菜を与えてくれるのです。

わたしたちの食べるものすべて、そして、いのちも、神さまからのものなのです。わたしたちが幸せになって生きていくようにと、いのちあるものを与えてくれるのです。「いつもありがとう」のココロで、お野菜や果物、いただきましょうね🙂