聖書のことば
「成長させてくださったのは神です。」
コリントⅠ 3:6
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
3月に入りましたね。これから春がやって来ます。まだまだ寒く、木にも葉っぱはついていないし、お花もそんなに咲いてはいませんが、これからあたたかくなって、新しい芽や若い葉っぱがしげってきます。公園とかに行くと少しずつ木のつぼみも見えてきています。桜も咲いて気持ちの良い季節に入ります。
幼稚園のお庭には桜の木やもみの木など、大きな木がありますが、季節の流れに沿っていろんな姿を見せてくれます。周りにいるわたしたちは何にもしてないのだけど、時が来るとだんだん変化してきます。空からの雨と太陽の光をあびて、そして、気温の変化によってどんどんと変わっていきます。不思議ですね。目には見えない大きな力を感じます。
今朝の聖書の言葉は「成長させてくださったのは神です」という言葉です。
わたしたちの生きている世界のあらゆるいのちある生き物、わたしたち人間もお花も木々もそうですが、すべて、空から降る雨、照らされる太陽、光、空気など、わたしたち人間の力では造り出せないものによって生かされています。
わたしたちはこれらのお恵みがなければ生きてはいけないのです。わたしたちが食べる魚、お肉、野菜など食べる物すべて、いのちあるものですが、これらすべて、天の神さまからのお恵みによって生きており、また、わたしたちはこれらのいのちをいただいて生きているのです。全部つながっていて、それらは全部、自然の力、その自然を造られた神さまからあたえられているのです。