聖書のことば
「愛する人たち、互いに愛し合いましょう」
ヨハネの手紙一 13:13
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
牧羊幼稚園に来て何年か経ちましたが、この幼稚園に来ていつも感心していることがあります。それは、先生がみんなに何かを伝えたりする時、はじめに「おともだち〜」と呼びかけて、みんなが「なんですか〜」と応えることです。何かをすることだけを伝えるのではなく、みんなに伝える前に、優しくみんなに「おともだち」と呼びかけます。「おともだち」とは大切な人を意味します。その呼びかけを大切にしていることはとっても素晴らしいと思います。先生たちのみんなに対する優しい想いがそこにあります。
今朝の聖書の言葉は、「愛する人たち、互いに愛し合いましょう」という言葉です。
これはヨハネという人による言葉です。互いに愛し合うとは、わたしたち人間同士がおたがいに大切に想い合うということです。ヨハネはいきなり「互いに仲良くしなさい!」と命令しません。まず「愛する人たち」と呼びかけます。ヨハネは語りかける相手に対して、自分はみんなのことを大切に想っていると語りかけ、そして、互いに大切に想い合うように伝えます。自分のこの想いをみんなで分かち合って欲しい、そのような想いで語りかけています。
先生から受けている愛をこの幼稚園でお互いに分かち合い、楽しく過ごしてくれたらうれしいです🙂