2025/3/7 15:38
神様のお話
門はひらかれている

 

聖書のことば

「狭い門から入りなさい」

マタイによる福音書 7:13

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。元気ですか? 

 

幼稚園に来ると、バスで来るおともだちは教会の裏の門から、その他のおともだちは幼稚園の正門から幼稚園の中に入ってきます。でも、たまに幼稚園の門を入るより、お家に戻っておうちの人たちといっしょにいる方がいいなって思う時もあるかもしれない。しかし、幼稚園の門は開かれていて、幼稚園の門を通ると、先生たちが待ってくれて、優しく迎え入れて色々と楽しい時間にしてくれます。

 

今朝の聖書の言葉は「狭い門から入りなさい」という言葉です。狭い門、むずかしい言葉ですね。どのような意味があるのでしょうか。一つは、誰でも入ることが出来ないという意味があって、学校とか何かのチームに入る時にむずかしいテストがあって、それに合格しないと入れないとか、そのような時に「狭い門」というような言葉を使う時があります。

 

そのような言葉が聖書にある。どういう意味で言っているのでしょうか。もしかしたら神さまのところに行くにはしっかりと神さまのことだけを見て、歩んでいかないとそこにはたどりつけない、そういう意味で言っているのかもしれません。

 

しかし、ここからが大事です。みんながいつもお祈りで口にしているイエスさまは、すべての人が神さまのところに行ける、神さまはみんなのことを待っていると言って、その門を開いてくれました。門を大きく開いて、みんな、どうぞ、入ってくださいと招き入れてくれました。みんなは、イエスさまによって、門を通って、神さまのところに向かい、出会うことができるのです。あなたは入れませんよ、とは絶対に言われないのです。

 

幼稚園の門を通り、先生やおともだちが優しく迎え入れてくれるように神さまへの門もイエスさまによって開かれ、みんな、神さまの優しい心に触れることができるのです🙂