聖書のことば
「見失った羊を見つけましたから、一緒に喜んでください。」
ルカによる福音書信 15:6
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
3月に入りましたね。ひまわり組の皆さんは卒園式が近づいてまいりました。牧羊幼稚園を卒園して4月からは小学校に入ります。その他のクラスの皆さんは4月から上のクラスに進みます。そして、新しいおともだちが牧羊幼稚園に入園します。
みなさん、みんながいる牧羊幼稚園の「牧羊」の意味、覚えていますか?
入園式ではいつも「牧羊」という言葉の意味についてお話していますが、「牧羊」とは羊を育てる、大切にする、という意味があります。
聖書には羊飼いと羊のお話が出てきますが、聖書では羊飼いは神さま、羊はわたしたち人間として表現されています。羊飼いはいつも羊を大切にして見守っているように、神さまはいつもわたしたちのことを大切に見守ってくれていることを伝えてくれています。時に羊は迷子になったりしてしまうことがあるのですが、その時には羊飼いは必死で探します。自分のところに戻ってくるまで探し続けるのです。
今朝の聖書の言葉は「見失った羊を見つけましたから、一緒に喜んでください。」という言葉です。神さまから離れて迷子になっていた人が、神さまのところに帰ってきたという物語の中にある言葉です。
わたしたち人間、いろんなことがあって神さまのことを忘れていたり、神さまから離れてさまよったりすることがあります。そんなとき、神さまはいつもわたしたちのことを探しています。どこにいるのかな?って、帰ってきて欲しいと願いながら探し回っておられるのです。いつも、いつも、わたしたちのことを大切に思ってくれているのです。その神さまの想いを忘れずにいてくれたらうれしいです🙂