2022/9/12 18:00
神様のお話
ごめんね

 

聖書のことば

「七の七十倍までも赦しなさい」

マタイ18:22

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?

 

わたしの子供たちはいつも仲良く遊んでいますけど、同じくらい言い争いもします。そのほとんどが、これは「僕のもの」、「私のもの」!と、お家にあるものを取り合ったり、僕がこれをする、私はこれをすると、順番をめぐって言い合ったりしています。でも色々とお話をして、「ごめんね」、「いいよ」と言って、また、新しい気持ちになって遊んでいます。

 

わたしたち人間はいろいろと争うことをしてしまいます。してはならないことをしてしまいます。それでおともだちとケンカになったりすることがあると思う。先生やおともだちから、色々と言われることがあると思う。わたしたち人間は、神様ではないので、いろんな失敗をしてしまうのです。

 

今朝の聖書の言葉は、七の七十倍までの赦しなさい」という言葉。難しいね。意味がわからないね。どういう意味なのだろうか?

 

聖書の中で「七」という数字はとってもいい数字です。「七」とは、どこまでも大きな数字。「七」と言っても、1、2、3、4、5、6、7と数える数字以上の意味がある。「たくさん」、「とっても大きい」ということを意味しています。

 

今朝の聖書のことばは、ある物語の中にあることばです。ある人がたくさんしてはならないことをしてしまったけど、神様はその人わるいことをぜんぶゆるしてあげました。だけど、その人は違うおともだちがしてしまったわるいことをゆるしてあげることができなかった。そして、そのおともだちに対して「ゆるさない!」と言いました。それを見て神さまはとっても悲しい気持ちになった。自分はゆるされているのだから、同じように、ゆるしてあげるべきじゃないか、そのように神さまが言った物語からのことばです。

 

わるいことをされて怒ることがあると思う。でも、わたしたちも同じようにしてはならないこと、わるいことをしてしまうことがあります。大切なのは、わるいことをしてしまったときには「ごめんね」と素直にあやまること、そして、それを聞いたおともだちはその気持ちを受け入れてあげることです。おたがいにゆるし合い、また、楽しく過ごしていくようによくお話をすることです。

 

そのココロを大切にしようね、という聖書のお話です。今日も1日に楽しく過ごしてくださいね🙂