2023/5/25 11:02
園長先生の小窓
2月のお話

 冬本番で日々寒いですね。コロナだけでなく、インフルエンザ・ノロウィルスなど健康に留意してお過ごしください。

昨年から虐待のニュースを目にすると「どうしてこのようなことがおきるのだろう」と感じてしまいます。育児中でも子どもを注意して、後から厳しく言いすぎてしまったわと思うこともあるかと思います。NHKの「サイエンスZERO」で“マルトリートメント(体罰や暴言、夫婦げんかなどを見せるなどの不適切な養育)”が子どもの脳にダメージを与える可能性が明らかになったとのことです。「虐待」は自分には関係ないと思っていてもしつけのために体罰を与える、つい感情的になって子どもに暴言をぶつける(間違ったことを注意するのは良いですが、「だからあなたはダメなのよ」「そんな子は嫌いです」など人格を否定したり傷つけたりする言葉は暴言です)、子どもの面前で激しい夫婦げんかをしてしまうなど、身に覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。人は誰しも弱いので感情的になってしまいがちです。ただマルトリートメントが常態化しているととても危険で、子どもの心や脳に傷を作ってしまうことを私たちも心にとめておかないといけませんね。もし夫婦げんかを子どもに見られたら仲直りの場面も合わせること、またその後笑顔で過ごすことが大切です。