聖書のことば
「私は季節に応じて雨を降らせる。
大地は実りをもたらし、野の木は実を結ぶ。」
レビ記 26:4
チャプレン 司祭 ダビデ林 和広
おはようございます。元気ですか?
日本のあちこちで梅雨入りの時期に入っています。わたしたちが住んでいる明石は近畿地方に属していますが、インターネットで見ると三日前の21日頃が梅雨入りなっていました。
大雨が降り過ぎると水害が起きたりして大変な状況になることがありますが、雨が全く降らないということになるとわたしたちの生活は非常に厳しくなります。雨が降らなければこの世界にあるあらゆるいのちあるものが困ります。飲む水も含めてわたしたちの生活は水無しでは成り立ちません。手や体を洗うこともできません。雨が降ってくれるから幼稚園のお庭のスプリンクラーから水が飛び出し、プールで遊ぶことができます。みんなが食べるお野菜や果物、そして、木々、草花も雨が降らなければ枯れて朽ちてしまいます。雨はとっても重要なものです。
今朝の聖書の言葉は「私は季節に応じて雨を降らせる。大地は実りをもたらし、野の木は実を結ぶ」という言葉。
「私」と言っているのは誰かというと、それは「神さま」。神さまがわたしたちが住んでいるこの世界中の人々に対して、季節に応じて雨を降らせると言います。そして、その雨によってこの世界の地にあるすべてのいのちあるものが元気になり、野菜や果物がたくさん実ると言います。
雨が降る仕組みは少し複雑ですが、雨はお天気の良い日に空に光輝く太陽の働きによるもので、それでお空にある雲ができ、そこから雨が降ります。はるか遠くにある大きな太陽の恵みがあって、それが雨の恵みを生み出しているのです。そんな大きなものは到底人間には造れない、大きな大きな神さまのちからによってこの世界の自然、いのちあるものが生かされているのです。
これから雨がよく降る時期に入りますが、神さまからの恵みがそこにあることを感じてくれたらうれしいです🙂